今回のMJイラストレーションズの課題は「小説装画を描く」
鳥羽亮氏の「剣客春秋1ー里美の恋」をもとに装画練習です。
タイトルデザインはいつものように友人でMJの卒業生、caceさんにお願いしました。
caceさんはメチャメチャ忙しい仕事をしているのに、いつもありがとうございます!(しかも確定申告作業中なのに割り込んですみません)
千坂道場の主、千坂籐兵衛の娘で一刀流の達人である里美は、ならずものに絡まれていた若い浪人・彦四郎を助けた 縁で、淡い恋心を抱く。彦四郎も道場に通うようになるが、彼の出自には驚愕の事実が隠されていた・・・
チャンバラ活劇として立ち会いのシーンが視覚的で、その描写に引き込まれます。
題名からも分かるように著者は多分に池波正太郎の「剣客商売」を意識しているところがあるようで、解説によると「剣の持つスカッとする面白さと人情味あふれた庶民のドラマを合体させることで魅力の倍増を意図したわけである」とのこと。
2巻目の「剣客春秋2-女剣士ふたり」も読み終えましたが、10巻目まで読んでしまいそうだな―
最近の装画はバストショットというか結構アップで描いてあるものが多くなっている感じがします。
時代物は遠景を描いたものが多いのですが、たまに人物を大きく描いた装画があり目を惹きます。それで今回は人物を大きく描いてみました。
劇画風なイラストレーションも多くなって(私はこの傾向は時代の流れでも好きではないなぁ)装画も変わっていくのですね。
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