12月も半ばになっていまさらですが、11月27日~30日まで佐久へ行きました。
下仁田ネギの収穫と猫のグリのゴハンの補充です。
午前10時に着いた家の中は冷え冷え、すぐにホットカーペットの上に炬燵を設置、石油ストーブもつけて、まずはグリに生のササミの朝食です。(ササミと鰹節が大好物!)
午後から早速ネギの収穫作業です!
今年のネギの出来は優秀でほとんどが太くりっぱで、5列も植えていたので200本位とれました。
ベランダで本当は3日くらい干すところ、日程の関係で1日半干して、うちと親戚に送ります。
グリは寒さで鼻水が出ていましたが元気でした。
ケンカをしたのか耳にけがをして膿んでいたので病院へGO!キャリーケースにはすんなり入ってくれるので助かります。
人恋しいのかなにかというと膝に乗りたがり、後を付いて回ります。
日中はプルーンの木の大幅剪定、ムクゲ20本位の剪定で忙しく過ごし、夜はグリとゆっくり過ごします。
なにしろ地デジになってからこの家はテレビ無しになったから・・・音もなく静かな夜を過ごしていました。
「遠慮せずに入れ」
菊四郎に催促されて、由乃は身体をすくめるようにして傘の中に入ってきた。なまぐさい魚の香がした。雪が降りしきる中で、それは鋭く匂ったようだった。
「何を買ったな?」
「鰯です」
由乃は小さい声で答えた。由乃はどこか自分を恥じているようにみえた。傘もささず粗末な身なりで、町女のように魚を買いもとめている姿を菊四郎に見られたのを恥じているようだった。
(藤沢周平「雪明かり」より抜粋)
三十五石の貧しい実家から二百八十石の家に養子に出た菊四郎と、実家の父の後妻の連れ子、由乃。
境遇が違ってしまった義理の兄妹が、それぞれの不幸な結婚から紆余曲折を経て将来に希望をつなげる話です。
障子越しに庭の雪景色を見る女性と寄り添う猫。
暗い室内と庭の明るさの対比を描いてみました。雪の明るさで障子も白く光っている様子です。
江戸時代、暖房も火鉢くらいで寒かったでしょうね。火鉢は三脚が獅子頭の贅沢な丸火鉢です。
MJイラストレーションズの課題「冬」で、小学校1年の時の札幌を描きました。
札幌の冬は雪が軒下に積もりたまって、子供でも屋根まで上がれるほどでした。
1階の窓は雪に埋まり春先まで窓の外は雪だらけでした。
当時の服装は、上っ張りにズボン、スカーフ、長靴はカラフルなものは無く女の子でも黒いものばかりだったような気がします。
男の子が履いている長靴には毛皮が付いていたんですね。
昭和30年頃、札幌は今よりずっと雪が多かったかもしれません。